遺跡発掘というと、ミステリーで、縄文時代からあった土器が見つかったとか、江戸幕府の徳川埋蔵金が見つかって、億万長者になれる。などと夢をみてしまい、ロマンや夢を感じます。 ただ、現実的なことを言うと、街中で個人の権限で穴を掘って、遺跡を発掘したいんです。なんていったらとんだ変わり者扱いどころか、法を犯しているとして犯罪者になってしまいます。 実際は、国や自治体の許可の元、業者が計画的に発掘作業をします。 役割としては、専門の知識をもった研究者立ち会いのもと、現場監督などが指揮をとり、学生アルバイトなどが計測などの補助、それによって土木作業員が土に穴を掘っていくなど、体力勝負の地味な仕事であります。 専門家の先導のもとにやるので、ただの作業員レベルでは、たとえ遺跡を発掘しても、利益は個人にはいるのではなく、主催した側が利益をかっさらいます。 作業員としてみんな一緒にやっているという雰囲気を味わいたいだけなら、オススメしますが、それでなければかなり地味な仕事です。

遺跡発掘作業がおこなわれるハウトゥー

遺跡を発掘しましょうと、だれかが発起人となってとり行われるわけではなく、はじめるまでの段取りとして、基本的に高速道路や大きな幹線道路、建築物を作る際には、決まりとして遺跡発掘作業を行わないといけないというルールがあるためです。 地下にある遺跡が、道路や住宅地などを造ることによって壊されてしまわないように、調査を先にします。発掘調査でとった図面や写真を復元・整理して、 発掘調査結果として報告書にするというお仕事です。 依頼は、地方自治体が多く、一般に、民間発掘受託会社がとりおこなう。発掘作業員も土木会社などに外注されることや、直接、地方自治体が募集することもある。

ここはおいしい発掘作業

普通の土木の作業員と変わらない面もありますが、結構、この仕事ならではというものもあります。 雨の日は作業を中止したり、中断する。昼休憩だけでなく、三時のおやつタイムなどもあり、そこまで時間に追われて作業しなくてもいい。予算が決められてるので、休憩時間も給料が出されます。時給は900円程度と高くはないですが、時間に換算したり、作業量的にはおいしい仕事かもしれません。 やりがいがあるかは微妙です、共に遺跡を発掘しているというロマンは感じられると思うので、試してみては。